果物屋が語る:甘いこだま西瓜 美味しい小玉スイカ おすすめ
日本の地図を見ると北は北海道、南は沖縄まで広びいて、寒い地域は凄く寒くて、熱い地域は凄く熱いです。
そのため、果物も南から徐々に北まで上がりながら収穫されます。

一番代表的のが西瓜です。
もちろん温室西瓜もありますが、温室西瓜以外の収穫時期を見ると、最初は沖縄産、そのあと熊本産、最後は北海道産になって、西瓜の収穫が終わります。
そのため、西瓜って一年中あります。
ただ、夏ではない時期は量が少ないから値段が高いだけです。

中国と韓国にいるときは、西瓜を買うとしたら、どんなに大きくても丸一個買うのが当たり前でした。
ですが、日本に来てみんな切った西瓜を買うのを見てびっくりしました。
小食習慣と一人暮らしが多い日本としては逆に切った西瓜を買うのが当たり前のことですね。
もちろん小玉スイカも日本人にぴったりです。
西瓜の甘さって、産地と品種によりそれぞれです。
西瓜について詳しくない方でしたら、未だにどんな西瓜が美味しいか、はずれが少ないかをよくわからない方が多いと思います。
今日は果物屋をやってる僕が、自信を持っておすすめできる小玉西瓜をまとめてみました。
スウィートキッズ

その一つが茨城産のスウィートキッズです。
温室栽培で3月4月から出回ってます。
小玉スイカなので、一番大きいサイズの3Lでも普通の西瓜のSサイズより小さいです。

スウィートキッズは第48回日本農業賞特別賞受賞して、味的には凄く甘いです。
値段も割と安い方なので、信頼できる品種です。
ほかの果物と同じく等級がついてます。

果物って等級の基準がみんな一緒ではないですが、基本的に秀、優、良があります。
また、A、B、C、Dに分ける場合もあります。
この基準の上に特秀、赤秀、青秀などがあったりします。
西瓜の場合、秀、優、良に分けてるのが一般的ですが、
秀:外見が綺麗、中身が割れてない
優:外見が若干綺麗ではない、中身が割れてる可能性がある
良:外見が綺麗ではない、中身が割れてる可能性が高い。
この基準は、秀が絶対に甘いとか、良は甘くないとかの基準ではありません。
味と関係なく、外見と中身の状態より等級を付けるのです。
そのため、良でも美味しい果物は美味しいです。
等級が低いともちろん値段もそれなりに安いわけです。
お土産とかプレゼントするためには、外見が綺麗な方がいいですが、自宅で食べるものでしたら、良を買っても全然問題ないと思います。
下記のYahooショッピングにて購入できます。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kukuhaha/20200414001.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title
黄こだま

黄こだまは名前の通り中身が黄色です。
まだ黄色い西瓜に親しくない方が多いため、最初はちょっと嫌のも理解できます。

小玉スイカってみんな皮が薄いわけではありません。
ですが、黄こだまの皮は凄く薄いです。
今まで扱った西瓜の中で一番皮が薄かったと思います。
黄こだまは千葉から出て、ほかの産地はまだ聞いたことありません。

色はちょっと西瓜ぽっくないですが、味は凄くいいです。
赤い西瓜との違いを言うと、赤い西瓜はサクサクした食感ですが、黄こだまは崩れやすい食感で、サクサクした食感が少ないです。
ですが、甘さは抜群なので、ご心配なくどうぞ。
値段的にも高い方ではないです。
4月から出回ってます。
姫甘泉

姫甘泉は出るのが結構早いですが、前半はやはりスウィートキッズが一番いいので、後半の4月末5月から出回ってる姫甘泉が美味しいです。
姫甘泉も茨城産で、4月末5月から出回ってるのがおすすめです。
西瓜の仕入順番をまとめると
3月4月 スウィートキッズ
4月5月 黄こだま
4月末5月 姫甘泉
の順です。
ほかのこだま西瓜も多いですが、個人的の経験では、ほかの品種とブランドは美味しい時期と美味しくない時期が混ぜてるので、上記の3つ以外はあんまりおすすめしません。
まだ僕が扱ったないこだま西瓜もあるはずですが、一応上記の3種は間違いないと思います。
また機会があれば、普通の西瓜もまとめてみます。